2012年2月21日火曜日

「千年幸福論」 amazarashi レビュー

「凄いアーティストが来た。」これが私が初めてamazarashiの楽曲を聞いた感想だった。
そして、気がつくと手元にCDが届いていた。

CD2


何を言っているのか意味がわからないかもしれないが。amazarashi とは、まさにそれだけの凄さを持っていると思う。

でもこれじゃあ人には伝わらないので、何とか頑張って文面にしようと試みるのだけれど、結局たどり着いた結論は、「とりあえずまず聞いてみてくれ。」というものだった。

amazarashi -  デスゲーム


amazarashi - からっぽの空に潰される


amazarashi - 古いSF映画


どうだろうか。 これを聞いていて直感的に感じるものがあった人は是非、今すぐCDを買うことをおすすめする。


CDの内容は、

1. デスゲーム
2. 空っぽの空に潰される
3. 古いSF映画
4. 渋谷の果てに地平線
5. 夜の歌
6. 逃避行
7. 千年幸福論
8. 遺書
9. 美しき思い出
10. 14歳
11. 冬が来る前に
12. 未来づくり

となっている。
構成としては、前半の1曲目から3曲目にかけての盛り上げ、中盤は詩に近い楽曲をおりまぜつつ落ち着きを含め、最後は綺麗にまとめていくといった具合だ。

1~2(3)で現実を叩きつけ、中盤で更に深め、最後には救いの光を提示しているイメージだろうか。

また、歌詞の内容もさることながら、メロディーラインやリズムにも輝くものがあると思う。
私のお気に入りは「デスゲーム」と「空っぽの空に潰される」の2つだ。


- 総評 -
構成はアルバムとしてかなりしっかりまとまっていると思う。そのへんにある、適当に今までリリースしたシングルをまとめました感がにじみ出るものとは一線を画しているのは間違いない。特に前半の3曲は歌詞・メロディー共に素晴らしい。
しかし、アルバム通して、この3曲のような音楽を求めて買うと拍子抜けするかもしれない。とはいえ、数曲目当てで買っても決して損ではない完成度だと思う。


→Amazon 千年幸福論

0 件のコメント:

コメントを投稿